ニュージーランド・北島最大の都市、オークランドの中心部に位置するスカイシティ・オークランド(Skycity Casino Auckland)。
ホテルやレストラン、ショッピングなどを兼ね備えた複合施設で、観光客はもちろん、地元の人間にも人気で常に賑わっている。この施設の一角にニュージーランド最大規模のカジノ、スカイシティカジノ・オークランドがある。
入口付近に集う人々を見るとドレスコードにそこまで厳しい雰囲気は感じられない。ジーンズにTシャツといった服装はNGと聞いているが、ちらほら見かけるのも事実。おおらかなお国柄ゆえといったところか。自分はチノパンにシャツを羽織って、いざ勝負である。
スカイシティカジノの中のよく見る光景
まず室内の広さに圧倒される。多種多様な人種がテーブルを囲んで一喜一憂し、客の熱気は高い天井の上に吸い込まれていくように思える。
中でもテンションが上がり過ぎてつい大声になってしまう妙齢のアジア人女性の姿が目立つ。何度来ても同じような光景を目にするのは気のせいだろうか。
私はその日の運試しとして、最初に必ず「マネーホイール」という簡単なテーブルゲームをする。5ドル札を手にして、1ドルチップ5枚ではなく、5ドルチップ1枚と交換。それを「5倍」に賭けることにしている。当たれば5ドルチップ5枚をお守り代わりに、その後も気持ちよくスロットに興じることができるし、外れても、まぁ、気持ちよくはないけれど、やはりスロットに興じる。それがいつもの流れだ。
自分のペースで、自分と自分の財布に向き合いながら、その日決めた予算内で遊ぶのが自分ルール。大抵の場合は負けてしまうのだけど、そんな小さな勝ち確定時にやめる訳にはいかない。
プレイしながらタバコが吸えれば言うことはないが、ここはニュージーランド。喫煙エリアに行かねばならないのだ。屋根の下はほぼ禁煙の国なのでこれは仕方がない。
自分は適当なタイミングでその台に見切りをつけ、一服してから再プレイするようにしている。
長くやっていると100ドル程度の小さなジャックポットを引ける時があり、スタッフに交換用の手書きの半券をもらうと、その日の勝負に余裕が出来、軽く食事でも、という気分になる。
カジノは人生のご褒美!?大人な世界へようこそ
このカジノにはフードコート的なエリアがあって気軽に軽食で腹を満たすことが出来る。移民で成り立つニュージーランドはその味の種類も豊富だ。アジア圏ならではのヌードルスープ(ラーメン系)にフライドヌードル(焼きそば系)。どんな国の料理もしっかり美味しいのは、移民国家ニュージーランドならではといえると思う。
もちろん、英連邦に属するニュージーランドの定番・フィッシュアンドチップスとビールで休憩、なんてのもありだ。疲れた身体に染みるニュージーランド各地の地ビールはアルコール度数が4%のものが中心でとても飲みやすい。笑顔の一杯になるか、それともやけ酒かはさておき、こういう日本とは異なる時間を過ごしていると、何だか人生のご褒美をもらっているような気持ちになる。急にオトナになった気がして、これまでの我が身を振り返ってみたくなる。カジノにはそんな力があるのかもしれない。
スロッターズ半田
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